人生ついていない年はあるものです
人生ツイてない年はあるものです。茶業界にとってはかき入れ時のはずの新茶シーズンに、よりによって新型コロナの影響で非常事態宣言が出るなんて...。
しかし、私にとっては悪いニュースでもあなたにとってはいいニュースになるはずです。
なので、まずは6月2日静岡新聞の記事を読んでみてください・・・
6/2(火)7:40配信 =============================================
静岡県内産一番茶の取引が1日までに、ほぼ終了した。
新型コロナウイルスの感染拡大による新茶販売の苦戦に、天候不順が重なり「記録的減産」だった前年を15~20%ほど下回り、初めて1万トンの大台を割り込む公算が大きい。
相場も振るわず平均単価は過去最低となるもようだ。
静岡茶市場の5月末現在のまとめでは、県内産一番茶取扱量は前年最終実績比18・6%減の77万2024キロと大きく落ち込んだ。
1キロ当たりの平均単価も4・0%安の1554円と過去最低を更新した。
県内産一番茶の約4割を取り扱うJAも同様の傾向で、「20%近い減産、単価も5~10%安」(JA静岡経済連)と見通す。
農林水産省の生産統計で、19年の一番茶の生産量は1万1千トンだった。
今年は8千トン後半から9千トン前半を予想する声が多い。
今シーズンは最盛期の4月下旬から5月上旬に雨不足と低温が続き、新芽の成長が抑えられた。八十八夜(5月1日)の新茶商戦は、国の緊急事態宣言期間と重なり、販売店はセールができず、客足も伸び悩んだ。
近く生産が本格化する二番茶も需要が好転する状況は乏しく、不透明感が高まっている。経済連は「二番茶は販路が確保されていないと売れ残るリスクがある」と計画的な生産を呼び掛けている。
静岡新聞社 =================================================
当社の直営店がある浜松駅も、緊急事態宣言を受け4月18日から5月10日まで全館休業となりました。
お取引先であるホテル様も休館、飲食店様も休業やテイクアウト営業、小中学校も休校、企業もテレワークなど、新茶の販売先がほとんどなくなりました。
売る先がないので、農家さんから仕入れることもできません。
一部の農家さんは、自前の店舗や販売サイトを持っているところもありますが、ほとんどの農家さんは自前の販売サイトはおろか、お茶を商品として加工する設備もありません。
なので、一年かけて育てたお茶を出荷する先もなく、ほとんど在庫として抱えてしまっているのです。
安くてもいいから買ってくれないだろうか...
こんな農家さんの悲痛な叫びをどれだけ聞いたことか...。
一年かけて育てたお茶から収入が得られなくなるのですから当然の嘆きです。
そこで考えました。
農家さんが丹精込めて育てた新茶と、新茶シーズン用に用意し休業で在庫として抱えてしまったお茶のお菓子などを詰め合わせて販売できないだろうか...。
ただ、これらの商品をこのまま売るわけにはいかないので、「ワケあり商品」として、定価より40%割引であなたにお譲りしたいと思います。
気になる商品の内容は...
・八十八夜新茶80g(遠州・森町産深むし茶)
・初摘み新茶80g(遠州・森町産煎茶)
・極上掛川茶80g(掛川産深むし茶)
この新茶3点に加えて
・うす茶糖70g
・お茶塩ポテトチップス120g
・お茶塩サラダピーナッツ70g
・玉露入り茶あめ20個入り
・抹茶入り煎茶ティーバッグ2g×10入り
・抹茶入り玄米茶ティーバッグ2g×10入り
・ほうじ茶ティーバッグ2g×10
・その他商品
上記からおまかせで合計6,120円分、またはそれ以上詰め合わせてお届けします。
摘みたての新茶がいきなり40%オフというのはほとんどあり得ない話です。
少なくとも当社では新茶を割引で販売した記憶すらありません。
もちろん商品には何の問題もありません。
なので、6120円→3672円の特別バーゲン価格でお譲りできるのは限定100セットだけです。
もちろん、来年の新茶シーズンにはこのような事は起きないでしょう。
私にとっては最悪の出来事でしたが、あなたにとってはいい話になるはずです...
しかしこの手紙は、この商品に興味を示しているあなた以外の人にも送っています。
おそらく、3~4日で今回の"ワケあり品"はなくなってしまうでしょう。
なので、興味があればスグに下記特設ページからご注文ください。
株式会社さがみ園
菊地原敦史