【これで解決!】超簡単、温度でお茶の味が変わる仕組みとは
高いお茶ほど入れるのが難しい
そんな話、聞いたことないですか?
そんな話を聞いちゃうと
「なんだか難しそうだし
うまく入れる自信もないし
高級茶はやめておこう...」
となってしまいますよね
でも、大丈夫です!
そのからくりを知ってしまえば
とっても簡単な話ですから
というわけで今回は
高いお茶ほど入れるのが難しい
と言われるからくりについて
高いお茶でも入れるの簡単!
となるように
超シンプルにご説明いたします
1.お茶の味はこうやって決まる
まず大前提として知っていただきたいことがあります
それは、お茶の味を決める成分についてです
ザックリ言うと
・旨味
・渋味
の2つです
・旨味の成分=テアニン
・渋味の成分=カテキン
とご理解ください
旨味と渋味のバランスで
お茶の味は構成されています
2.温度で抽出度合が変わる
・旨味=テアニン
・渋味=カテキン
これらの成分は、実は
お湯の温度で出方が変わります
というか、変わるのは
カテキンだけです
・旨味=テアニン=一定
・渋味=カテキン=高温
旨味成分のテアニンは
低温でも、高温でも
抽出度は一定です
一方
渋味成分のカテキンは
低温では抽出されず
高温でよく出ます
3.これを踏まえて高いお茶の入れ方
そもそも高いお茶って何で高いの?
ってことですよ
産地?カリスマ茶師?ブランド?
価値を決める要素は色々ありますが
お茶の場合、一番の決め手は
どれだけ旨味が含まれているか
です
知ってました?
お茶って春から秋までに4回採れるんですよ
最初に採れるのが新茶(一番茶)で
以降、二番茶、三番茶、四番茶となります
その中で最も旨味が多く含まれているのは
何と言っても新茶(一番茶)です
つまり
高いお茶=旨味が多い=新茶
となります
話を戻すと
・旨味=テアニン=一定
・渋味=カテキン=高温
なので
高いお茶を入れるときは
その価値の源である
旨味を引き出す入れ方がいいね
ということです
じゃぁ旨味を引き出すにはどうすればいいかというと
低温で入れる
というのがその答えです
高温で入れてしまうと
渋味成分のカテキンが多く出てしまいます
味の強さは、渋味>>>旨味なので
旨味が負けてしまうんですね
一煎目、二煎目は低温で旨味を楽しみ
三煎目以降は高温で渋味を楽しむ
そんな風に味の違いを感じる入れ方をお勧めします
一煎目の入れ方は
1.急須を用意する
2.茶葉8gを入れ、平らにならす
3.40℃のお湯を、茶葉が浸るくらいの量(深むし茶はちょっと多めに)注ぐ
4.1分間抽出させ、爽やかな香りを楽しむ
5.一滴残らず湯飲みに注ぐ
まとめ
今回の内容をまとめると
1.お茶の味は旨味と渋味のバランスで決まる
2.旨味と渋味のバランスは温度で調節できる
3.旨味の多い高いお茶は、低温で入れるのがいいね!
となります
私共さがみ園では
「さがみ園推奨」マークの付いたお茶をお買上の方に
「秘伝の四煎出し」というリーフレットを差し上げています
今回ご紹介した内容に沿った入れ方になっています
ぜひ、お試しください
特に一煎目の旨味の一杯を飲んだ方は
「ええっ!お茶ってこんなに甘いの!?」
といって必ず驚かれます
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