静岡茶の厳格な表示基準とは
こんにちは。菊地原です。
日本でもブランド力が高いお茶といえば宇治茶が有名ですよね。
では、あなたは宇治茶の産地はどこかご存じですか?
「そりゃあ、京都でしょ...」
ブッブー!
社団法人京都府茶業会議所の定義によると、
宇治茶は、歴史・文化・地理・気象等総合的な見地に鑑み、
宇治茶として、ともに発展してきた当該産地である
京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で京都府内業者が府内で仕上げ加工したものである。
ただし、京都府産を優先するものとする。
ということになっています。
しかも、その具体的な割合の数値は公表できないとしている。
と、いう具合にちょっとあいまいなんです。
じゃぁ静岡茶はどうなっているんでしょうか?
山梨県産のお茶も、静岡県の業者が静岡県内で加工すれば「静岡茶」を名乗ってもよいのか?
実は、静岡茶には厳格な表示基準というものがあります。
社団法人静岡県茶業会議所と社団法人日本茶業中央会により、以下のように厳格な表示基準が規定されています。
「静岡茶」と表示することができるのは、静岡県内産茶葉を100%使用したもので
基準を満たさないものは「静岡茶」と表示することができない。
きわめてシンプルですね。
ちなみに、最終加工地が静岡県で、静岡県内産茶葉を50%以上100%未満使用したものは
「静岡茶ブレンド」という表示になります。さらに配合比率を表示することも義務付けられています。
私たち株式会社さがみ園でも、当然この基準に従い表示をしています。
ただ、弊社では静岡県産以外のお茶をブレンドすることはしていませんので
弊社のお茶に「静岡茶ブレンド」表示は存在しません。
全てのお茶が「静岡茶」表示となっております。
これからも安心してさがみ園の「静岡茶」をお召し上がりください。
あっ、そういえば、先日遠州・森町にて今年生産したお茶の品評会がありました。
茶商がお茶の仕上げ技術を競う品評会で、
審査員が外観、香気、水色、滋味の四項目を慎重に審査します。
その結果、上位入賞を果たしたお茶が、11月17日より販売開始となりました。
濃厚な旨味といい、湯呑みに注いだ時の濃い色といい、
大変飲みごたえのある良い仕上がりとなっています。
発売以来毎朝飲んでいますが、胃腸の調子が整う感じです
(※あくまで個人の感想ですが)
品評会入賞茶は、毎年冬季の人気No.1商品です。
人気の理由は、高級茶でありながら入れ方が簡単だ。
という点ですね。
いわゆる「深むし茶」なんですが、茶葉が細かくお湯の浸透が早いので、
誰がどんな入れ方をしても同じように美味しく入る特徴があります。
品評会入賞茶は期間限定となっていますので、今すぐゲット!して下さい。
●品評会入賞茶
https://www.sagamien.co.jp/products/detail/10