高齢化、後継者不足に嘆く静岡茶業界に若手救世主現る!
この100年くらいの間、「緑茶生産量日本一」を誇ってきた静岡県ですが、最近ちょっとピンチです。
農林水産省が発表した2019年茶の生産統計によると、静岡県の荒茶生産量は、前年比12%減の2万9500トンと1951年以降で初めて3万トンを割り込んでしまいました。
主な原因は生産者の高齢化、後継者不足です。
新幹線で静岡を通過するとき、窓の外から茶畑が見えますよね?中には「これどうやって行くの?」と思ってしまうくらい急こう配な茶畑があったり。
そういったところは機械でできる範囲が限られてしまうため、人力でやるしかありません。でも、高齢の生産者さんにはなかなか難しい。後継者がいなければこういった茶畑は...。
こうして静岡の茶生産量は近年減少傾向にあります。マジでヤバいです!
ところがそんな静岡の茶業界に、若手救世主が現れました!
なんと高校生です(若っ!)
詳しくは↓の静岡放送(SBS)産の記事をご覧ください。
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商品開発目指す高校生 茶摘み体験 製茶を学ぶ (静岡県)
配信
静岡放送(SBS)
お茶の新しい商品の開発に取り組んでいる静岡市の高校生が9月22日、茶どころ掛川市で茶摘みを体験し、製茶工場を見学しました。
茶摘み体験をしたのは、東海大学付属静岡翔洋高校の生徒です。これは、静岡茶を次世代につなげようという授業の一環で、生徒がお茶の新しい商品化に取り組む中で行われました。
22日は、緑茶の製造販売を手掛け、今回の商品化に協力する「山英」の案内のもと、この地域特有の茶草場農法で作られたお茶を丁寧に摘んでいきました。続いて、製茶工場を見学し、荒茶から仕上げ茶に加工する過程や、袋詰め作業などお茶が出荷されるまでの流れを学びました。
<女子生徒>「静岡のお茶を作る中でも様々な工程が加わっているので、農家や作ってくださった方の思いを無駄にせずに、私たちも頑張って協力していきたい」
<男子生徒>「静岡にしかない工夫をしたおいしいお茶を作っていきたい」
今後、生徒たちは年明けの商品化を目指し、生鮮品の宅配事業などを展開する「パルシステム静岡」とも協力しながら、キャッチフレーズやパッケージデザイン作りにも取り組んでいきます。
静岡放送(SBS)
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頼もしいですね。
次代を担う若者が次々に出てきてほしいものです。
どんどん便利になっている世の中ですから、彼らのような若い人の発想で緑茶の生産に革命を起こしてほしいですね。
自動で茶摘みをして、あなたのお宅まで飛んでいき、飛んでる間に製茶する、そんな自動摘み取り製茶宅配マシーンができたら最高です(笑)
株式会社さがみ園
菊地原敦史